コロナウイルスってどんなやつ?
コロナウイルスの名前について
コロナウイルスは、これまでに風邪のウイルスとして見つかっていました。
しかし今年の1月頃から急激に世界に広がり、問題となっているのが「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)です。
コロナとはラテン語・ギリシャ語で「王冠」または太陽の「光冠」を意味します。
コロナウイルスのかたち
コロナウイルスは、丸い形をしていて、表面にはスパイクとよばれる突起がついています。
スパイクは、タンパク質というもので作られています。みんなの爪や髪、筋肉などもタンパク質でできています。
そしてこのスパイクが細胞にくっついて、体の中に侵入していきます。
どのようにして、侵入していくのかは、また今後の動画などで説明していきたいと思います。
コロナウイルスのおおきさ
コロナウイルスのおおきさは、約0.1μm(マイクロメートル)です。1μmは、mm(ミリメートル)を1000個に分けた長さです。
ちなみにnm(ナノメートル)は1μmをさらに1000個に分けた長さです。
髪の毛の太さが、だいたい0.1mmなので、コロナウイルス(0.1μm)はちょうどその1000分の1ということになります。
一般的なマスクの隙間の大きさは、5μmなのでウイルスは穴を通り抜けることができます。
しかしウイルスは、息や咳、くしゃみから出る「飛沫(ひまつ)」や、空気中の水のつぶ水のつぶなどにもくっついています(それぞれ5μm〜)。
なので、飛沫にくっついているウイルスを防ぐ目的では、マスクは効果的です。
さらに、もし自分が知らずのうちにコロナウイルスに感染していたとしても、飛沫による感染拡大はふせぐことができます。
とはいえ、すべてのウイルスが飛沫にくっついているわけではなく、手で触るような場所にもくっついていたり、飛んでいるウイルスもいるので、マスクをしているから絶対安全、というわけではありません。
以下、参考までに、いろんなものの大きさをのせておきますね。
コロナウイルス 0.1μm
大腸菌(ばい菌) 3μm
マスクの隙間 5μm
飛沫(ひまつ)や空気中の水の粒 5μm〜
花粉 30μm
髪の毛 0.1mm
感染予防のために大切なこと
感染予防のために大切なのは
・手洗いうがいをしっかりとおこなうこと
(くっついたウイルスをとったり、こわしたりする)
・なるべくおうちの中にいること
(ウイルスのいるところにいかない)
・そとにでるときはマスクをすること
(最大限、口のなかに入れないこと)
です!!
おうちのなかにずっといて、皆さん本当に辛い時期を過ごしているとは思いますが、今はがまんの時期です。一人一人が自覚をもって、これ以上感染をひろげないよう、一刻もはやく安心な日常を取り戻せるように、みんなで乗り越えていきましょう。
シモツケラボ では、これからもYouTubeなどで、おうちでかんたんにできる理科実験教室を行なっていきますので、よろしくおねがいします。